6月は環境月間、ブラジャーだけでなく水着もリサイクルする時代に!

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2021-06-08 00:00:00

6月に入って、紫陽花もどんどんキレイな色になっていきますね。 特集を目にする機会が多くなったと感じます。
6月5日は「環境の日」、そして6月は「環境月間」です。
「環境の日」は、昭和47年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもの。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めています。 
そして平成3年度から6月の1ヶ月間を「環境月間」に。6月中は、関係府省庁や地方公共団体などにより、全国で様々な行事・事業が行われます(環境省HPより引用)。
最近はSDGsへの意識の高まりもあり、ファッション誌やウェブでも環境に関する記事やボディファッション業界でも様々な取り組みがなされていると思いますが、私たち消費者と直結する取り組みと言えるのが、ブラジャーのリサイクルではないでしょうか。
ワコールグループ、アツギ、シュット!インティメイツ、チュチュアンナなどが、自社他社のブランドを問わず、ブラジャーの回収を行っていますよね(リサイクルを行っている時期は各社異なりますので、HPなどで確認してください)。
ブラジャーは20〜40のパーツでできており、金属、プラスチック、生地などその種類も多様。それを細かく分別して捨てるなんて無理ですし、何よりゴミとして出したあと、人に見られないか心配です。
それらを考えると下着ショップで回収してもらえるサービスは本当にありがたいですよね。
そのリサイクルの輪が、今年は水着やリゾートウェアにまで広がるというニュースが先日届きました。
水着やリゾートウェアを展開するAiは、環境保全の一環として「San-ai Resort 水着・リゾートウェアリサイクル キャンペーン」を実施するとのこと。
6月11日〜8月31日の期間中、San-ai Resort・northerlyなど全26店舗で不用になった水着やリゾートウェアをメーカーに関係なく回収。日本環境設計の「BRING」に参加し、その回収された水着やリゾートウェアは生活雑貨などのパーツに生まれ変わるというものです。
下着同様、水着も捨てにくいですから、ぜひ利用したいですよね。
ポスターにある「捨てる。ではなく、新しく生かす。」というコピーもすごく共感できます。
ファッション産業は、世界で石油産業に次いで2番目に地球環境を汚染している産業などと言われています。
こうしてリサイクルが進むことは、きっとその改善の一助になるはず。
その一方、昨年1月に取材したパリ国際ランジェリー展で、老舗ブランドの方々がおっしゃっていた「長く愛してもらえるものを作ることが、我々のサステナビリティ」という言葉も心に響きました。
大切にモノを使い、役目をまっとうしたらリサイクルに出す、その循環がさらに進むことを願います。