2020年春夏展示会リポートvol.2
注目は大自然をイメージさせるアースカラー

テーマ:ブログ

2019-12-16 00:00:00

前回に続き、取材させて頂いたブランドの「2020年春夏展示会リポートvol.2をお届けしたいと思います。
今回はおしゃれな女性達に人気の3ブランドをご紹介。

まずは来年2020年に10周年を迎える「ランジェリーク」。
テーマは「Path in the grass」。頂いた資料にはこう書かれていました。
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まばゆい光、果たしなく青い空
草の茂みを分け入ると続く広い野原
木々をなびかせ渡っていく風の中でゆっくりと流れる時間
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先日、BSテレ東の「ファッション通信」で、ブルターニュでのイメージビジュアルの撮影風景が紹介されていたのですが、優しい光の中、自然体の表情で野原を歩くモデルさんの雰囲気がこのテーマをよく表していました。
1月になったら、そのビジュアルも公開されると思いますので、HPなどでぜひご覧ください。
自然がテーマの軸ではありますが、手入れの行き届いた色あふれるお花畑ではなく、粗野な野原のイメージ。
それでいて、とてもフェミニンな仕上がりが「ランジェリーク」らしいですね。
小花柄のリバティプリントも展開されていましたが、グレイやブラウンなどアーシィな色展開で、とても大人っぽい雰囲気でした。
左から「Dandelion(タンポポ)」シリーズのボディスーツとドビーのスリップ。
右は「Sharmrock(シロツメグサ、クローバー)」のトップとボトム。
そのまま出かけられるようなラウンジウェアが充実しているのも楽しみです。

次は駅ビルなどで店舗展開する「シュット!インティメイツ」。
テーマは「Into The Wild」。
裕福な家庭に産まれながらも、自由を求めてアラスカへ向かう男子大学生を描いた同名の映画がインスピレーション源だそうです。
ディスプレイもちょっとワイルドで、映画の世界が表現されています。
テラコッタ、ピスタチオ、ライトブラウン、ライトグレー……このようなアースカラーは、下着ではポピュラーではないかもしれませんが、洋服ではトレンドカラー。
服と同じ感覚で下着も選ぶ、おしゃれな女性達からは支持されそうです。
4月下旬くらいになると、太陽の光を思わせるイエローやネイビー、オレンジが加わり、アースカラーの魅力がさらに広がります。
モデル兼スタイリストのベイカー恵利沙さんとのコラボレーションが登場するなど話題も豊富。展示会中にインスタライブをやったり、一般のお客様を呼んで先行受注会を兼ねたパーティを催したり、ランジェリー好きが集う楽しい空間になっていました。

今回最後は、今年40周年を迎えた「キッドブルー」。
「Travel with KID BLUE 〜Feel comfort in the primitive time & air〜」
旅という非日常、大人のリラックス旅を演出するアイテムが揃います。
こちらは、桜(ソメイヨシノ)で染められたシリーズ。
「キッドブルー」の直営店がある代官山は、桜の名所である目黒川も近いですし、日本各地でも桜を見た帰りのお買い物で、こんな桜アイテムを購入するなんてロマンチックだし、お客様との会話も弾みそうです。
そして、「キッドブルー」と言えば、やはりブルーのコレクション!
会場全体の雰囲気もアイテムも、まさに「キッドブルーっぽい」世界観なのですが、一つ一つに今の気分がさり気なく注がれ、常に進化しているのがこのブランドの魅力。
40年ブランドのイメージを守り続けていくって、なかなかできないこと。
創業者の想いをリスペクトしつつ、今の市場に合わせた物づくりを進めるクリエイティブチームの優れた手腕の賜物ですね。