ワコール本社「Museum of Beauty」でお勉強

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2018-06-13 00:00:00

梅雨入りしたばかりなのに、美しい青空と緑の木々に恵まれたとある日、京都のワコール本社にお邪魔しました。
京都駅からJR京都線に乗り換えて1駅。
西大路駅から徒歩約3分のところにあります。
ロビーに入ると目に入るのがワコール名物(!?)「ブラウォール」。
140枚のブラジャーが壁一面、グラデーションの彩りで並んでいます。
圧巻ですね!
そして、その奥にあるのが、ワコール創業からの歴史が学べる「Museum of Beauty」。ここは、だれでも観ることができるんです。
暗い照明の中を進むと、歴代の広告写真が。
下着の広告という特性から、時に衝撃的で、社会的に話題となったものも。
今見ても、うっとりするほど、優雅だったり、セクシーだったり……。そして、その奥にあるのが、ワコール創業からの歴史が学べる「Museum of Beauty」。ここは、だれでも観ることができるんです。
暗い照明の中を進むと、歴代の広告写真が。
下着の広告という特性から、時に衝撃的で、社会的に話題となったものも。
こちらは、1949年に創業者が仕入れたブラパット(左端)。
説明には「これが、ワコールブラジャーの第一歩となりました」とあります。
このブラパットを包むものを試行錯誤しながら生み出し、それがブラジャーの開発へとつながったのですね。
「塚本幸一(創業者)が、新たな課題に直面したとき、このブラパットが初心に立ち返らせ、考えを導き出す原動力になったと言われています。」
ブラジャーのパーツ。
こうして見ると、ブラジャーはいかに多くのパーツ、多くの素材でできているのかがわかります。
これをすべて手作業で縫製するのですから、安くないのは当たり前です!
また、その下に展示してあるのは、2005年に商品の一部に不具合が生じる恐れのあることが判明した「キャミブラNAMI・NAMI」。
こんなマイナスの展示もするのが、ワコールの品質に対する姿勢なんですね。
古い商品も色々と並んでいました。こちらは、1951年の商品。
先に紹介した、ブラパットを拡散するために開発されたブラジャーで、裏にパットを受けるポケットが付いています。
1956年の商品。カップ部に円形のサーキュラーステッチが施してあります。
このステッチによって立体的な造形が可能になったそうです。
1956年の商品。カップ部に円形のサーキュラーステッチが施してあります。
このステッチによって立体的な造形が可能になったそうです。
他にも興味深い展示物が色々とありますので、ぜひ、ご自分の目でご覧になってください。
京都はどの季節に行っても、美しく、見所満載。観光のついでにでも、どうぞ。