来年のバケーションを夢見て華やかに色が揃った
2021年春夏インポートランジェリー

テーマ:ブログ

2020-11-02 00:00:00

今年も残すところ2ヵ月ですね。今年はとくに時が経つのが早いように感じます。
先週は、インポートランジェリーを輸入する栄進物産とパリスインターナショナルの展示会にお邪魔しました。
コロナ禍で大変なのは、ヨーロッパも日本も同じ。
様々な想いがどのようにコレクションに反映されているかも気になります。
まずは、フランスを代表するランジェリーブランド「オーバドゥ(Aubade)」。
2021年春夏のコレクションテーマは「TATTOO タトゥー」です。
透明感のあるヌードカラーのチュールベースに、黒でグラフィカルな柄を描いたコレクション「FLEUR DE TATTOOタトゥーの花 (上写真左))は、まるで素肌にタトゥーを施しているよう。
肌に同じ柄を描いたビジュアルも本当に素敵。
商品のクリエイションとこのビジュアルも含めて、「さすがオーバドゥ!」と言いたくなる仕上がりです。
最近のランジェリーはナチュラル&シンプルなルックスが主流ですが、閉塞感のある今だからこそ、こんな夢のあるランジェリーが心に響きます。
毎シーズン登場する定番のシルクシリーズ(上写真右)は「NIGHT」と名付けられた深いミッドナイトブルーに、同じタトゥー風の柄がブロンド色で散りばめられています。
落ち着いたゴールドと濃紺のカラーコンビがとてもフレンチシック。
このタトゥーエフェクトはヨーロッピアンランジェリーのトレンドのひとつのようで、スペイン バルセロナ発ブランド「アンドレ サルダ(ANDRES SARDA)」でも見られました。
色が変わると印象もぐんと軽やか。
「アンドレ サルダ」は過去にパリ国際ランジェリー展でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことのあるトレンドセッター的存在。
その「アンドレ サルダ」や「オーバドゥ」が取り入れているのですから、この様々な表情を見せるタトゥーエフェクトはトレンドとして今後も注目してみたいと思います。
こちらは、フランスブランド「ルー LOU」。
それほどデザインが凝っているわけではない老舗ブランドなのですが、幾何学柄レースの使い方や色使いが洗練されていて、最近再注目されています。このコーラルオレンジも肌に重ねるとヘルシーな美しさを演出できそう。
「ルー」のコーラルオレンジのように、鮮やかなカラーやプリントの展開が目立つのも2021年春夏シーズンの傾向です。
イタリア ミラノ発のシルクラウンジウェアブランド「ルナディセタ(Luna di Seta)」からは、こんなに色鮮やかなフラワープリントのロングスリップが登場していました(写真上左)。
その横に並んでいるのは、「コサベラ(COSABELLA)」のボディ(写真上右)。
米国 マイアミでデザインし、イタリアで製造されているブランドです。
カラフルなレースタンガで有名ですが、こんな多色使いのレースが使われているのを見たのは初めて。
定番のレースショーツはプリントが登場し、より楽しさを演出していました。
パリスインターナショナルの方によると、今年の夏はコロナ禍で例年のようにバケーションを満喫できかったため、「来年こそはみんなでバケーションに出かけて思う存分楽しみましょう、というメッセージを華やかな色柄に込めた」との説明がブランド側からあったそうです。
その気持ちは日本人も同じですよね。

その気持ちに呼応するように「アロマティック カスカ」の展示会でも、鮮やかなカラーが並んでいました。
グリーンは、安堵感と新緑色「フォレスト」。
この色についてリリースには「平和の象徴、フォレストを身につけて颯爽と次の時代に向かいたい」とクリエイティブディレクター安野ともこさんの言葉がありました。
ブルーは真心のコミュニケーション「ターコイズ」。
「開放的な気持ちで素直な心が広がり、自らも、そして周囲の人達も幸せに導く威力を備えたターコイズ」。
国を越えて使われる鮮やかな色に込められた想いは皆同じなのですね、きっと。
生活の仕方も人との距離も着る物も行く場所も、1年前とは大きく変わったニューノーマル時代。
来年の夏のバケーションがどんな状況になっているかはまだわかりませんが、明るい色をまとって少しでも明るい気持ちになりたいですね。