アルテルフィリエール香港」で披露された
香港理工大学生によるファッションショー〈後編〉

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2019-04-23 00:00:00

前回に続いて、「アンテルフィリエール香港」で開催された香港理工大学最終学年の学生による「アップカミング デザイナーズ キャットウォークショー」をご紹介します。
LILY NGさん「Little Room 0.5」

COCO KOONさん「Urban Aboriginal」

JESS CHEUNGさん「Old Havana」

LOKLAM LAWさん「Meet Me at the Cemetery Gates」
ELISA FUNGさん「Black Swan」
JEAN LOさん「The Queen」
ショーが終わると、審査会。審査員を務めるのは、下記の4人。
Jos Berry(コンセプトパリ創業者兼クリエイティブディレクター)
Mon Leung(バイオニアエラスティック社クリエイティブ責任者)
Walter Ma(デザイナー/香港ファッションデザイナー協会副会長)
Anne Mok(ルーエン タイ ホールディングス社長)
このようなグローバルに活躍するプロフェッショナルに審査をしてもらえる事自体、学生にとっては貴重な経験ですよね。
このようにQRコードも示され、観客も投票する事ができました。
その審査の結果、ファイナリストに選ばれたのは下記の6人です。
SONYA CHANさん「Garden of Eden」→前編で紹介
ALISON CHOさん「Infinity Journey」→前編で紹介
COCO KOONさん「Urban Aboriginal」
JESS CHEUNGさん「Old Havana」
ELISA FUNGさん「Black Swan」
JEAN LOさん「The Queen」
最後は、作品制作を手伝ったアシスタントとモデルと共に記念撮影。
近くで見ていると、学生の皆さんが高揚している様子が伝わりました。
ファイナリスト達は6月13日に開催されるITCファッションショーで、6体のフルコレクションを発表するとのこと。
きっと今頃は、その制作に没頭しているのでしょうね。

前編でも述べましたが、ショーの前に各自英語でのコンセプト説明が課せられていたのには驚きました。
母国語ではないのですから、その英語スピーチ力に差があることは否めませんが、尻込みせず、やり遂げる事に意味があるのでしょう。
このように、卒業後はグローバルなフィールドで活躍する事を前提に、学生のうちから教育されているのですね。
そして、そんな教育を受けた人達と一緒に働く事になる日本の学生にも、このコンテストのような機会がもっとあれば……と思ったのでした。

2日間の短い開催でしたが、パリの展示会でもおなじみのコンセプトパリによるセミナーやフォーラムでいち早く2020・21年秋冬のトレンドが発表されたり、サステイナブルな素材に関するセミナーがあったり、アリババグループ Tモールのビジネスソリューションディレクターによって下着市場分析が発表されたり、充実した内容でとても勉強になりました。
機会があれば、また来年も取材に来たいと思います。