下着はフィッティングが大切
「この下着、フィッティング(試着)していいですか?」
確かにこのひとこと、最初は勇気がいります。けれども、
「自分サイズ」の下着は、からだに着けてみないことには探せません。
洋服や靴を選ぶときと同じように
身に着けるものを選ぶときには、たいていのものはフィッティングをしてから決めます。例えば、靴を買うときは、「私の足は幅が細めだから」とか「甲高だから」などの特徴やサイズに合ったものをまず手に取って、必ず履いてから買っていませんか。自分のからだに合っているかどうか、実際に身に着けて選ぶ、下着のフィッティングもこれと同じです。
買い替えるたびに採寸を
「私は○○メーカーのこのサイズがぴったりなの」―こういう考えは本当のおしゃれとはいえません。同じメーカーの同じサイズでも、下着の種類によって着け心地が違うし、何より、自分のからだのサイズがずっと同じとは限らないのですから。下着を買うときには、面倒がらずに採寸してもらいましょう。
自分の一部のような感覚が理想
下着はもっとも皮ふに密着していて、長時間着けているもの。からだに合わないものでは、普段の生活が快適に過ごせなかったり、体型をくずしたりすることもあります。まるで自分のからだの一部のように、着ていることを意識しないぐらいのフィット感が理想です。
サイズは同じでも体型と着け心地の好みで違ってきます
デザインが好きで買ったこの下着、サイズは合っているのに、何だかぴったりこない…これはよくあること。それは、人それぞれに「体型」と「着け心地の好み」が違うからなのです。ぴったりフィットしているのが好きな人、あるいはゆったりめが好きな人、というように。さらに、デザインや素材、カッティングなどで着用感が違うこともありますし、アウターのシルエットに下着が合っているかどうかを見るにも、試着をするのが一番。サイズは一つの目安として、まず『フィッティング」をすることが大事です。
サイズの測り方
実際にやってみるとわかるのですが、自分で正確なサイズを測るのは難しいこと。できれば、下着売場の販売員に頼むといいでしょう。
●サイズを測るときのポイント
①背筋をぴんと伸ばし、自然な状態でまっすぐに立つ。
②できるだけ素肌に近い状態で。
③メジャーは床に対して平行に使う。
④メジャーの加減はきつすぎず、ゆるすぎず。
寸法箇所は4ヶ所
a…トップバスト(乳房のふくらみが一番高いところ。下垂タイプはバランスの良い位置に持ち上げて測る)
b…アンダーバスト(乳房のふくらみのすぐ下)
c…ウエスト(胴回りの一番細いところ)
d…ヒップ(お尻のふくらみの一番高いところ)